BanG_DUEL!制作にあたって考えたこと②
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前回に引き続きBanG_DUEL!第0話の制作で考えたことについてツラツラ書いていこうと思います。
今回は使用カードと召喚口上について書いていきます。
動画の通り、香澄のデッキは【シンクロン】、エースは《スターダスト・ドラゴン》。友希那さんのデッキは【ローズ・ドラゴン】、エースは《ブラック・ローズ・ドラゴン》です。香澄についてだけでかなり書いてしまうので、友希那さんの話は余談も含めて次回にします。ご容赦ください。
香澄は、ランダムスター、キラキラドキドキといったキーワードに象徴されるように、「星」がある種のトレードマークであり、それに近いカードであれば何でも似合うとは思います。スターダスト、セイクリッド、テラナイト、最近登場したものだとホーリーナイツとか。
この中から【シンクロン】(というか「スターダスト」)を選んだのにはもちろんいくつか理由があります。
まず一つ目。このシリーズは私の体力が持つ限りシリーズとしてやっていきたいと思っています。そのために主人公のエースモンスターが印象深い事が大事だと考え、進化系・派生系が多く、かつそれでもそれらの核としてしっかり存在感のあるモンスターをエースに出来るデッキが良いと思い、【シンクロン】及び「スターダスト」を選んだわけです。
2つ目、これはストーリーに関わって来る話なので今後また言うと思いますが、彼女の物語における「ランダムスター」の代わりになれるモンスターがエースになるべきだと思ったからです。今のところストーリーはアニメ・漫画の展開をベースに、原作小説版の設定やこうだったら良かったのになーという私の願望・解釈を混ぜ、決闘が不自然にならないようアレンジして進めていくつもりです。(そこ、パクリとか手抜きとか言わない)進化系・派生系の話はここにも繋がってきます。
そして3つ目、私はこのシリーズを通して、遊戯王は知ってるけどOCGはやってないバンドリーマーに遊戯王沼にハマって欲しい、バンドリに興味のある決闘者にバンド沼にハマって欲しいという勝手な願望を持っていて、
そのためにアニメで人気のキャラに近いデッキを使って欲しいと思ったのです。
長くなりましたが使用カードについては以上。こっから召喚口上の話になります。
《スターダスト・ドラゴン》といえば言わずと知れた遊戯王5D's主人公、不動遊星のエースモンスター。その召喚口上は「集いし願いが、新たに輝く星となる！光さす道となれ！シンクロ召喚！飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン！」ですね。決闘者なら誰もが完コピしているテンポの良い口上ですよね()
これを香澄風にアレンジしようと考えたのですが、「光さす道となれ」はスターダスト・ドラゴンの口上というより遊星がシンクロ召喚する際の共通口上なので、ここも使って3フレーズで、「星の鼓動」をキーワードとして考えていったところある問題が発生しました。
「光さす道となれ」削ったら逆に余ってしまった……！
2節目で「星」と既に含まれている以上、「星の鼓動」を入れるためには2節目も削る必要があります。するとどう考えても1節分余ってしまうんですよね。で、どうするか…
単語を長く言い換えてしまえばいい！
「星の鼓動」が響くためには星や夜空が必要なわけで、でもそのまま使うと被る。つまりこれらの単語を格好良く言い換ればいいのです。こうして生まれたのが「夜空を満たす光となりて」と言うフレーズと言う訳です。短歌で言うところの「序詞」とか「枕詞」みたいな感じです。天才か？(自画自賛)
それと「飛翔せよ」の部分。作詞のためなら香澄だって流石に辞書を引く、と原作小説の作者でポピパの曲の作詞を担当している中村航先生が言っていたような気がしますが、とはいえエースモンスターを召喚するテンションが上がっている時にその語彙を香澄が活かすとは思わず、もっとシンプルに呼び出すだろうと思って「お願い！」にしました。「星」なのでこれはこれで噛み合ってますし。
こうして「集いし願いが、夜空を満たす光となりて、星の鼓動を響かせる！ シンクロ召喚！お願い！スターダスト・ドラゴン！」という口上が完成したわけです。
あと終盤の《シューティング・クウェーサー・ドラゴン》の口上。これも遊星の「集いし星が１つになるとき、新たな絆が未来を照らす！光さす道となれ！ リミットオーバー・アクセルシンクロ！ 進化の光、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》！」という口上をアレンジしました。この口上に似合うようなストーリー展開に出来るよう頑張ります。(KONAMI感）
使用カードと召喚口上について、取り敢えず香澄の分だけで一回丸々使ってしましました。先述の通り友希那に関しては次回書きます。
ではまた。
