TAKA_書き散らし

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BanG_DUEL!制作にあたって考えたこと 第1話②

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どうも、曜日感覚が完全に狂ってしまっているTAKAです。
またしばらく間が空いてしまいましたが、前回サラッと話した別案件の方が解決して制作も進んでいるので今回からBanG_DUEL!第一話について詳しく語っていこうと思います。

You Tube版:https://youtu.be/RHGQSwhGzsg
ニコ動版:https://nico.ms/sm38259487


今回はストーリーについて。
バンドリを知らない方もいるかもしれないので本家の方のストーリーをまずは軽く紹介しましょう。

幼い頃聞いた満点の星空の下で『星の鼓動』を聞いた聞いた経験から、キラキラドキドキするものを探す少女、戸山香澄は高校入学後もまだそれ見つけられずにいた。しかしある日帰り道で見つけた星のシールを追って辿り着いた質屋『流星堂』の蔵で星型のギター、「ランダムスター」と出会う。蔵の主市ヶ谷有咲に通報されそうになるも彼女とともにライブハウスに向かい、遂に「バンド」というキラキラドキドキするものを見つけた―――

という感じです。
BanG_DUELの方はこれをベースに作ってあるのでサラッと復習すると
キラキラドキドキするものを探す戸山香澄は帰り道で見つけた星のシールを追って辿り着いた流星堂の蔵で星屑の竜、《スターダスト・ドラゴン》に出会う。蔵の主市ヶ谷有咲に通報されそうになり、咄嗟に「デュエルで勝ったら見逃してほしい」と言ってしまう。香澄自身は初心者だが、たまたま持っていて中身もよく知っている妹・明日香のデッキを使いなんとか勝利。カードやデッキに触ることを許されるが、「カードショップ」の存在を知り有咲と共にカードショップ『SPACE』に向かう。そこでのアツいデュエルを見て探していた「キラキラドキドキするもの」がデュエルであったと気付く―――
といった感じでしたね。

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まずこの脚本を書く上で苦労したのは普段デュエルをしない香澄にどうやってデッキを持たせるかですね。本家では結局最後までバンドはやらなかったあっちゃんがデッキを持っているというのは最初こそ悩みましたが、あっちゃんがデュエルする回をいつか作れたら面白そうだと思い今の脚本になりました。
一話からスターダストデッキを使うことも考えましたが、デッキの重みが伝わってから使わせたいと思いボツに。このデッキでデュエルするのは3話からの予定です。

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そして個人的に個人的にウケて欲しかったのが有咲との出会いのシーン。流れが完全に5D's第一話でしたね。(安易なオマージュ)香澄のエースがスターダストドラゴンなので結構似合った展開だと私は思います。
ちょっとこのシーンを真面目に語ると、この時の有咲はかなり実力主義、というかかなりの『デュエル脳』ですよね。
設定の話をすると、この作品の有咲は小説版の設定を受け継いだアニメ以降版の有咲、といった感じで両親が既に他界していて、香澄にあげることになるギター/デッキは父親の形見の品です。
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(ちなみに有咲が使う【ナチュル】デッキは有咲が祖母から貰ったものを自分で構築をいじったデッキ、という設定です。)
有咲は両親が小さい頃に亡くなり祖母の手一つで育てられ、勉強も出来るのであまり学校にも行かずあまり他人とコミュニケーションをとってこなかった訳です。しかしこの作品ではそれに加え亡き父がプロデュエリストで自分のデッキを持っていたとなると、彼女にとって一番得意なコミュニケーション方法はどうなるでしょうか。そう、デュエルです。しかもガチガチの。勝負はガチガチ(殴
それでいてプロの世界のデュエルをよく知っているとなればデュエルの実力で他人との関係性を図る性格になってしまってもおかしくは無いんじゃないでしょうか。……まぁ父親の存在が子に強く影響してしまうのは遊戯王ではよくあることです
こんな実力主義な有咲が香澄との出会いでどう変わっていくのか、お楽しみに。

有咲のバックボーン以外にも今後ストーリーに小説版の要素がちょくちょく混じってくるのでそこも注目です。

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ちなみに蔵にデュエルディスクがありましたが、本家でギターとは別にアンプもあった事を考えればとくに不自然では無いですよね。()

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なんだかんだ優しくて面倒見がいいのが有咲の可愛いところ。(突然の推しプッシュ)

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SPACEのシーンの話に移りますが、オーナーに関しては今後の話で少しづつ掘り下げられていくので今回はスルー。
そして本家でもポピパにとって欠かせない先輩であるグリグリですがこの作品でも勿論その立場は変わりません。(立ち絵素材が足りないのであんまりデュエルさせられませんが……)グリグリが香澄たちに最初に影響を与える出来事がこのSPACEでのライブ/デュエルな訳です。
ちなみに「チームデュエル」というのはこの作品内で流行っている対戦形式で、通常の団体戦とは違いシングルデュエル一戦とタッグデュエル2戦で先に2勝した方が勝利となるルールです。キャラを満遍なく出せるようにしたくてこの最大5人がデュエルするルールを考えました。

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ゆり先輩の使用デッキは【幻奏】、ちらっと出ただけですがひなこ先輩のデッキは【レッドアイズ】、対戦相手のデッキは【ランク4】と【RR】です。グリグリの二人は今後もデュエルすることがあるのでデッキの全容はまだ内緒までです。
ここぞとばかりに最近出たばかりのプリシクの《オネスト》を使ってますが、《RUM-幻影騎士団ラウンチ》はバトルフェイズでは使えません。(自戒)
《RUM-レボリューション・フォース》でエトランゼファルコンをランクアップさせれば辻褄が合うのでそう脳内変換して頂けると有り難いです。
効果をフィーリングで把握するのは良い子はマネしないでね。()


第一話の内容で取り急ぎ解説すべき点はこのくらいでしょうか。沙綾の話などもしたいてますが勿論今後もメインで出てくるのでそれは第2話以降の記事に持ち越しです。

さて第2話ですが、デュエル構成を作り終わったので後は脚本を書いて会話パートとデュエルパートの素材をそれぞれ集めてデュエルパートを睡眠時間削って作って次回予告作って会話パート作って効果音と音楽の調整してパソコンがエラー吐かない様に祈ってエンコードするだけですね(遠い目)
どうかじっくり待っていてください。

次回からはデュエル内容や二人のデッキについて書こうと思います。
ではまた。