全人類リステDD見ろ定期
どうもTAKAです。
あらそい始まりましたね。世間がクリスマスを目前に浮かれている中私も黙々と画面を叩いてます。
もちづき(@mochiduki_rei)さんの#クリエイターリメンバーズ Advent Calendar2021 にブログで参加させていただきました。
ご存じない方も多いと思うので軽く自己紹介を。
普段は主に動画を作ってます。端的に言うと憧れFS実写の人です。見ろ。(ダイマ)
Re:ステージ!ドリームデイズ♪ ED「憧れfuture sign」だいたい実写で再現!
— TAKA@新趣味垢 (@TAKA_arisa_15) 2021年11月12日
やっと実現できた……!
全人類リステDD見ろ…!公式さん再放送かニコ生一挙お願いします(´Д`)#リステ #リステDD#リステップ#聖地巡礼 pic.twitter.com/LaT5TilfCh
ブログはあんまり慣れていないので少々見づらいかもしれませんがご愛嬌。
記事を書くにあたって考えたことが一つありまして、先細りが懸念されるこの界隈、アニメの話をして新規が入りやすい空気を作ってもいいんじゃあないかと。
そこで今回は私がアニメで一番好きなエピソードの話をさせていただきたいと思います。
もともと前からこの話をしたくて理由は後付けとかそんなことは断じて無い。
さて、皆さんが一番好きなエピソードは何話でしょうか?圧巻、そして感動のライブが目玉の7・8・12話、テンポの良いギャグと濃厚なキャラ描写が光る5話や10話、過去は変えられる、そんなリステらしいメッセージを感じる序盤の部員集め回や11話。
どのエピソードも素晴らしく選び難いですが私のベストエピソードは9話「向こうの親御さんには私から連絡しておくわね」です。
プリズムステージ東京地区予選の決勝に向けて、経験値を上げるために校内ライブをすることにした舞菜たち。しかし、ライブに向けて練習を始めるも、紗由の調子がいまいち悪い。元気もなく、舞菜を置いて先に帰ってしまう紗由。そんな紗由のことが心配な舞菜だったが、その夜、振り付けの復習をしていると紗由が家まで訪ねてくる。何か事情がありそうな様子で、紗由は舞菜の家に泊まりたいと言い……(公式HPより)
まなさゆ推しだから脳死で選んだという訳でなく、この回めちゃくちゃ語るべき点があるんですよね。
序盤から示唆されていた紗由の抱える問題、親の反対を乗り越える回ですが、ただでさえ良いストーリーが巧みな演出や構図、小説版からの程よい改変で非常に素晴らしくブラッシュアップされており、毎度見るたびに涙腺が決壊してしまいますが一人でアツくなってないで順に語ってきましょうか。
目にクマが出来ており練習ではあまり元気な表情をしていない紗由、大丈夫なのでしょうか。
って部長セクハラすんな空気読めって。
そして挟まるネタバレOP。口に住ませろ。
夜に突然舞菜の家を訪ねる紗由。ただ叔母に聞くだけでけではありますが、頼られていることへの喜びと力になってあげたいという思いがにじみ出てますよね。7話を経て自信をもち前向きになった舞菜の成長を感じます。
そして全リメンバーズ歓喜の風呂シーン。
この一連のシーン地味に演出がめちゃくちゃ上手いと思うんですよね。
まずアヒルの下りですが、ここで注目すべきは舞菜のセリフ。
紗由「バカみたいって思ったでしょ?」
舞菜「思ってないよ、可愛いよ。そんな紗由さんもすてき!」
これと似た下り、勿論皆さん聞き覚えありますよね?
そう!3話でのかえと紗由のやりとりですね!
紗由「好きなことになると早口になるのね、かえって。」
かえ「胸が熱くなるとついその癖が出てしまう……」
紗由「別に?いいと思うわよ、可愛い!」
このやり取りで舞菜がどれだけ紗由から影響を受けているのかよく分かりますよね!
そして紗由の母が紗由の夢に反対している事を舞菜に打ち明けますが、ここで挟まるシャワーのカットォ!!!!
天才か!?
登場人物の悲しみを雨の天気模様で表す演出は良くありますが、風呂という舞台を生かして代わりにシャワーを映すの芸術点高すぎか?????
そしてこの一連のシーンに何事もなく挟まる漂うアヒル……
これの話で一日語れるんだが!?????
紗由の「子供みたいよね…中学生にもなって……」というセリフからも少し感じられますが、
この一連のシーンにおいてアヒルは「子供」のメタファーです。「子供」とは「無邪気に夢を追う」存在ですが、紗由の母はいつまでも「子供」でいないで現実を見るようにと紗由に言っています。これにより夢を無邪気に追えなくなっているということをアヒルで示しているんですね!!!!!
でも!!!!!
紗由から離れつつある夢を追う気持ちを!
舞菜が!!!!!
掴む!!!!!!!!!!!!
紗由が7話で「本当は逆なんだよ。みんな舞菜に夢をもらったんだ。」って言ったが、
マジで舞菜が紗由に夢を与えてるんだよ!!!!!
でも舞菜も前半でその片鱗について書いたように紗由がいたから今の舞菜になったんですよね!!!!!!
そりゃ「ずっと一緒に居たい」とか言うわ!!!!!!!!
小説ではセリフは同じとはいえここまで細かい描写は無かったのでこの追加はマジで的確過ぎる。
じゃあ現実を見るのが「大人」なのか、という話に戻ろうかと思ったんですがいったん先に進みます。
舞菜のおかげでチャンスを得たものの、本当に母が考えを変えてくれるかステージを前にしても不安な紗由。でも一人じゃない。
舞菜と紗由の二人のステージで夢を見せたから、香澄を必死に説得したから。一人では諦めた事も二人で、みんなで乗り越えてきたから背中を押せる。そして最後の一押しをするのは
舞菜ああ!!!!!
二人だけのステージ、そしてそれを前にして二人が手を取る。
そう!!!!これ2話と逆の構図!!!!!!!!
あの時紗由が舞菜を引っ張ったから!!一緒に夢を見せたから!!今の舞菜があるッ!!!!紗由の手を取れる!!!!!
二人で前に進む、まなさゆの真骨頂ッ!!!!!!!!!
で!じゃあ何が「大人」なのかという話ですが、ここで一つ他作品の言葉を引用しとうございます。
「大人になろうとしたんじゃなくて子供でいられなくなっただけなんだから」
これは『小林さんちのメイドラゴン』より小林さんのセリフなんですが、この話にもぶっ刺さってますねぇ!!
現実でいっぱいいっぱいになったり、素直に夢を追えなくなってしまう、「子供でいられなくなる」っていうのはきっとこういうことで、まさに9話までの紗由はこうなる一歩手前だった。
でも「舞菜が引っ張ってくれる」からもう一度素直に夢を追いかけられる。そうしてステージで披露するのは『ステレオライフ』。
神か!????
ちょっと脱線ではあるんですけど私はアニメから入った勢なのでここ初見だと書き下ろしの新曲なのかと思ってて、放送後既存曲だと知って作曲陣の解像度の高さに度肝を抜かれました。
※アニメの脚本が出来た段階で2人が披露する事を想定して作った曲だそうなので、厳密には書下ろしの新曲とも言えるっぽい(椿本Pだったか片貝監督だったかのツイートより)
2話以来の2人でのステージで歌う。
「理想と現実は違う なんてね大人のフリをしてみたけれど 大人になるって事 それは何かを諦める事じゃないきっと」
「ほら逃げずに ごまかさずに 心のセンターを進もう」
と。
もうこれ答えじゃん
夢を追うのを辞めて現実を見てもそれは「大人」になる事とは違う、
どんなに大変でも自分の気持ちに正直な「子供」だからこそ成長できる。そうやって「大人」になる。
―――だから舞菜と夢を追い続けたい。
紗由が舞菜の手を引いたから、舞菜が紗由の手を引いたから出せた正直な答え。
だから紗由の母も納得した゛ん゛で゛す゛ね゛え゛。
書きながら涙出て来たわ
―と長々と話しましたが、いかがだったでしょうか。
まとめると
舞菜と紗由、二人の成長をひしひしと感じるこのエピソード、本当にイ゛イ゛
セリフ、演出、曲、全てが神がかっている
ってことでした。
連投になるので明日もよろしくお願いします。間に合うか正直心配ではある
ということでニコ生一挙をやってくれ公式。