TAKA_書き散らし

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SSSS_DYNAZENON(ダイナゼノン)いまさら最終回感想・考察①

どうもTAKAです。

ついに遊戯王関係なくなったよ……とお思いの方もいると思いますが、せっかく自由に文章化できる環境があるので書いておこうかなと。

まあ最終回放送からもう二か月以上経ってるんですがそれは……というツッコミは置いておいて。

 

あくまで感想と考察を垂れ流すだけなので未視聴の方向けでは全くないしネタバレ満載です。ご容赦を。

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©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会


 

まずは一言言わせてくれ、

 

バチクソ面白かったァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

今年の俺的覇権決まったわコレ

 

事実上の前作である『SSSS_GRIDMAN』も見ていたんですがその期待値を悠々と超えてきましたねこれは

 

とりあえず登場人物を中心にストーリーの感想を垂れ流したいと思います。

 

※以下ネタバレ

 

 

ついに体内に宿した最後の怪獣を解き放ち怪獣そのものになったシズムによりガウマは致命傷を負い、グリッドナイトも歯が立たない。

蓬、夢芽、暦はバラバラになったダイナゼノンのパーツに乗り込み、ちせはゴルドバーンを見送る。そして最後の力を振り絞りダイナダイバーに乗るガウマ。

ジュウガ、オニジャ、ムジナも取り込んだシズムとガウマ隊の最終対決が始まる訳だが、

それぞれの気持ちのぶつけ合いがアツすぎるッッッッッッ!!!!

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©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

①ムジナvs暦

自分には怪獣使いとしての才能以外何もないと嘆くムジナと、無職で何もないがダイナストライカーを扱う暦。結局ムジナは暦に「離せ!」と拒否される訳だが、ある意味当然の帰結だと思うんですよね。

嘆くばかりで自分から何もしなかったムジナと、きっかけこそダイナゼノンという外部的なものだが無職に甘んじていた自分から脱しようと行動を起こした暦。「未来を自分で」つかもうとした暦にムジナの叫びは響かない。

一話と同じ『法事が増える』という暦のセリフも、彼が「身内だけでも守る」という気持ちの変化を示している。理由はどんなに個人的でもいい、「自分の意志で戦う」ことを選んでいることが、過去への未練にケリをつけ成長した暦とそうでないムジナの決定的な違いでしょう。

 

②ジュウガvsガウマ

ガウマの強さに憧れ、再び共に戦うことに執着するジュウガとそれを拒否するガウマ。ガウマのセリフにかき消され聞き取りづらいですが、ジュウガは「前よりもあなたのことが好きになっている」とまで言っておりヤンホモとして彼がネタにされていたのがマジになってしまいかなり話題になっていましたがそれは置いておいて。

ガウマは5000年前に自分たちを気に掛けていた『姫』の気持ちに沿い、助けてくれた蓬に恩を返そうと行動し夢芽を叱り、夢芽を置いてきた蓬に対し劣勢でありながら彼女を迎えに行くように言った。

ガウマの強さの根底にあるものは「気持ち」を大事にすることであり、強さばかり見てその根底を見ていなかったジュウガではガウマに気持ちは届かず、結局一方的に気持ちをぶつけ拒否される結末に至ったのだ。

 

③オニジャvs?

上記の二組と違い明確に対称にあたる登場人物がいないオニジャ。蓬が反論しているから彼がそのポジションにあたるのかと思う人も多いとは思いますが、自分はナイト君(アンチ君)が対称のポジションの人物だと考えます。

自分たちを殺した人間を恨み、関係のない現代の人間を怪獣で皆殺しにしようとするオニジャ。一方グリッドナイトは怪獣でありながら人々を怪獣の被害から守る。

その根底には前作『SSSS_GRIDMAN』のキャリバーから教わった「借りは返す主義」があり、前作でグリッドマンを倒すためだけに作られた自分を受け入れてくれた六花や新世紀中学生、そして響雄太(改めグリッドマン)たち人間。そして自身を命の危機から救ってくれた、原生の怪獣であるアノシラスと二代目。彼らのために戦う道を選んだその決意は容姿にもにじみ出ており、キャリバーと同じように腰に剣を携え、怪獣の目の色である赤い左目を隠し、(アカネの世界の)人間の目の色である青い右目を見せている。

『SSSS_GRIDMAN』を見ていないと彼の行動原理がわからないのがこの作品の唯一の惜しい点ではあるが、十話で自分から過去の幻想から抜け出しているのも、アカネに傘を差しださなかったことに未練があるようにも見えるが、今の生き方にも後悔はしていない彼の決意が表れています。

 

余談ですが、九話でダイナゼノンが埋まったグリッドナイトを引っ張り上げる一連のシーンや最終回のガウマの「余計なマネをしに来たんだよ」というセリフ、ナイトからガウマに「借りは返す主義」が受け継がれているようでアツいですよね。

前者に至っては前作最終回でアンチ君がアカネを怪獣の体から引っ張り上げるシーンと全く同じ構図なんですよね。

いちいちカットや構図が芸術的すぎるんだよこのアニメ。

 

 

 

シズム・蓬・夢芽および後半の話をしようと思うとかなり長くなるのでまずはこの辺で切っておきましょうか。

 

では。